2010/10/09

MSワードで英文タイプ その1──Small Caps

現在、ほとんどの方がMicrosoftのワードを使用して文書を作成されていると思います。このMSワードでも、ビジネス文書レベルであれば、ある程度きれいに英文のTypesettingをすることが可能です。ここでは英文タイプ処理の1つ「Small Caps」の表示方法をお伝えします。Small Capsは、時間を表す「a.m./p.m.」、年代を表す「b.c./a.d.」などに使います。下図、一番上が小文字、真ん中が大文字、一番下がSmall Capsです。

MSワードではSmall Capsのことを 日本語で「小型英大文字」と呼んでいます。Small Capsにしたい文字を選択して、「書式」→「フォント」でメニュー画面を開き、中段くらいにある「小型英大文字」にチェックを入れるとSmall Capsになります。

よく使う場合は、ツールバーにアイコンを入れてしまうととても便利です。「表示」→「ツールバー/メニューのユーザー設定」でメニュー画面を開き、左側の枠内から「書式」を選択、右側の枠内をスクロールし「小型英大文字」を選択。そのままドラッグして、ツールバーに入れます。下記のムービーを参考にしてください。



Small Capsは、欧文フォントが持っている字体のひとつで、大文字(All Caps) よりもやや小ぶりの大文字の形をした文字です。実際の欧文組版をする際は、その書体が持っているオリジナルの字体を使います。MSワードでは、フォント内の字体を変えているのではなく、大文字を少し小さくしているだけですので、少し文字が痩せた感じになりますが、ビジネス文書や資料などでは、十分に活用できる機能です。

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